議事録

Q, どうしてプログラミングを学ぼうと思ったのですか?

A, 小さいころは兄弟がゲーム機を占有していて空いてなかったから、しかたなくパソコンでベーシックというプログラミング言語をつかってドラえもんとかを書いて遊んでいたよ。高専に入ってロボット工学をやったけど、はんだ付けなどで失敗すると1枚数百円の基盤が無駄になってしまったりするのが嫌で 自分はロボットじゃなくて プログラミングのほうが好きだと感じた。プログラミングは仮想世界で失敗しても何回もやり直しができるところがおもしろかったね。

Q、どうやったらIT系の職業で稼ぐことができますか?

A,  ITといってもいろんな分野があるよね。どの分野がビジネスで盛り上がっているか?などを考えてその盛り上がっている分野のIT技術を磨いていき、その分野で活躍できるようになれば自然とお金は稼げるよ、今後は金融系のIT分野は稼げるし ゲームでも売れるゲームを作っている会社にはいれば稼げると思う。でも、最初はお金にならないけど農業分野とかITを活かして効率化できたら面白いし、それはあとからお金に変わる。 最初から稼ぐことを目的としなくてもいいかもしれないね

Q、プログラミングを学ぶ時に気を付けていたほうがいいことは?

A,最近はAIがコードを書いてくれるけど、その中身がどういう意味かをわからずに作業を丸投げするのはよくないかもね。ITエンジニアとしてどうしてそのコードを書いたのかを説明できるようにすることと、他の人がみてもわかるようなコードを書くことが大切だよ。

Q,学校で勉強したほうが良い教科はなんですか?

A, 国語かな。 プログラミングコードやアプリ設計の際も 何をやっているのか?どういう目的でなにを作ろうとしているのか そのあたりを論理的に伝えたり、理解したりする能力は絶対に必要。 国語ができる人は良いコードが書ける。漢字とかおぼえる国語じゃなくて 論理的に物事を理解して説明したり出来る能力として「論理国語」が重要。

Q,若いころにやっておいて良かったことは何ですか?

A, 小さいころから本をたくさん読んでいたよ。今は動画でいろんなことがわかるかもしれないけど活字で理解するほうが圧倒的に良いと思っている。ITの分野でも活字慣れしておいて得したことが多いから 本をたくさん読んでおいて良かったなと思うよ

Q, 趣味は何ですか?

A,私は プログラミングとは全く違う分野だけど 、演劇が好きで自分も役者をやっていたことがあるよ。今は自分の子供たちが演劇を習っていたりするよ。ITとかプログラミングとは全く違う分野で趣味を持つことも世界を広げる意味で重要だと思う

Q, アプリ制作やゲーム制作で行き詰らないで最後まで作りきるコツは?

A, このアプリを使った人がどんな反応をするのか? このゲームをした人がどんな楽しい体験ができるのか?を明確にイメージできたら
それがモチベーションとなり最後まで情熱を絶やさずに作りきれる。実際に有名なスプラトゥーンというゲームも開発の初期段階で このゲームは絶対に売れる!絶対に多くの人が楽しめる!コンセプト段階から開発者全員がそう思えたんだ。だから、制作途中でいろんな困難があってもあきらめいないで世の中に出すことができたんだよ

Q,どうしてNTTドコモの開発からパズドラ開発初期メンバーになったのですか?

A, 当時はゲームじゃなくて SNSでゲームを遊ぶという文化が浸透し始めていた時代だったんだ。ゲーム機用のソフト開発より SNS上で遊べるゲームに可能性を感じてパズドラの開発初期メンバーとしてチャレンジしたよ。時代の流れを読んでその分野にチャレンジしていくことで大変だったけど大きな成長ができたよ

Q,AIは人類の敵になったり、支配者になったりする可能性はありますか?

可能性はゼロではないけど、AIを開発するのは人間で人間が倫理観をもって開発すれば大丈夫。ちなみにGoogleやMetaなどの大きなTech企業にはAI倫理の監視・研究を行うチームが設置されているから常にAI開発で道徳的に問題ない開発が行われているかはチェックされているんだNetFlixにもそういうドキュメンタリーがあるから見てみるといいかもね 
参考:監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影

過去のイベント

ITの教育現場の最前線で活躍されている、株式会社イテレイティブの平瀬社長をお招きして、保護者向けの勉強会を開催。ゆとり→さとり→Z時代という時代の流れでIT業界も刻一刻と変化しているということがわかりました。親としてトレンドをキャッチアップすることは大切なことだと感じました。

スーパーマリオが生まれて35年。ドット絵からマリオを書いてScratchでプログラミングして動かすという講座です。子供たちは昔、パパやママが遊んだゲームを自ら創造することでクリエーター視点を持つことができました。

大学までサッカー一筋で日本代表選手まで上りつめた酒井潤さん。サッカー選手から、ITエンジニアに華麗な転身を遂げ、今やシリコンバレーの優良企業で働くYOUTUBERとして活躍されています。順風満帆に見える酒井さんの人生ですが、戦略的に努力を積み重ねてこられた結果が今のキャリアにつながったということを今回の企画で学ぶことができました。八王子から世界へと挑戦するための道しるべとなるような先生でした。

八王子プログラミングキッズで半年に一回行っているタイピング選手権です。コーディングをする際に必須のタイピングですが、前回の自分の記録に挑戦しているキッズたちの姿はかっこよかったです。

小学生段階からプログラミングを学ぶメリットはあるのか?という疑問に対して、シリコンバレーの事情に詳しい京田ジョセフさんに質問しました。結果的にITやテクノロジー業界で働くかどうかは別として、プログラミング的思考やテクノロジーに対するリテラシーを身に着けることは、これからの時代は必須となりそうです。